冬ですね、やはり。

今日は、昼間少し暖かくなるようですが、朝と晩は完全に冬です。これからますます寒くなるようですし、11月がここまで本格的に寒いのも久しくなかったですね。

いわゆる風邪も急増ですし、マイコプラズマもまた盛り返したように増加、本来のシーズンであるRSウイルス感染症も増加です。

以外に水痘もかなり流行していますので、中々警戒も緩めることができないです。

インフルエンザも散発的に広がりを見せていますし、色々な地域から子供さんのこられる私立がかなり多いです。

感染症で季節感を感じるのもいやですが、嘔吐の患者さんも増加ですね。ロタウイルスなども増えつつあります。

パズルのように組みにくい予防接種ですが、しっかりと行うようにしましょう。

紅葉を楽しんだあとは、クリスマスやお正月など、いわゆるイベントもかなり増えてくる楽しい時期です。お出かけは多くなると思いますが、毎度で申し訳ありません。十分な予防を心がけて、

以下のような症状の場合は、様子を見るのではなく、早めに受診しましょう。

・いつもと様子が違い、ぐったりしている。

・興味を示すはずのものにも反応がない。

・水分をとらず、尿も出ていない(脱水)、逆にいつもでは考えられないくらい食べる(嘔吐の前兆)

・元気がなく、頻回に下痢やおう吐をする。その後も不機嫌、もしくはぐったり(ロタなどの前兆)

・夜間に安眠できていない

このような場合は、朝に症状があり、夕方まで待つのではなく早めの受診が良いです。

逆に

・高熱ではあるが、非常に機嫌もよくいつもと変わらない(突発性発疹の可能性)

・高熱と倦怠感のみ(インフルエンザの可能性)

この場合は、夕方や夜間に気付いても朝まで待っての受診が良いでしょう。特にインフルエンザは、発熱直後では検査での陽性反応が出ませんから、数時間はあけて受診が良いです。

例えば、午後11時に熱と倦怠感、救急受診。ではなく、水分をしっかり取って朝に検査が最良です。

熱は、一番分かりやすい指標ですが、有熱時でもいつもと変わらないならば、しっかりと水分補給をして、安静、その後日中の受診をお願いたします。

親御さんもかなり疲れがたまりますので、受診のタイミングをざっと記載してみました。

あと1か月半、今年を笑顔で締めくくりましょう!

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科  江口尚彦