第8回新型コロナウイルス感染症対策協議会

都道府県医師会新型コロナウイルス感染症対策協議会
医療は止まりませんよ。

昨日の会議です。

 

新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針

皆様ご存知と思いますが、なるべく経過を平易に。

令和2年4月7日に新型コロナウイルス緊急事態宣言が出ました。

それでは不十分なために、

4月16日に、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、

および福岡県に加え、北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、

京都府を緊急事態措置を実施する区域に加えて、行動の変化を求める

ために、全都道府県急事態の対象としたわけです。

 

累積報告数が100人以上または最近1週間の患者さんが倍になる時間が

10日未満の13都道府県(特定警戒都道府県)以外に関しても人の移動で

感染拡大を招くため、全ての都道府県に実施となった根拠です。

ただ、大型連休までに完全にできないと長引きますので、今は徹底しましょう。

・外出の自粛

・イベントの自粛

・施設の使用制限

・テレワークの推進

これが大切。面白くないとは思いますが、今は絶える時です。

ですが国民生活、国民経済の安定確保に不可欠な業務を行う事業者は業務が継続。

医療や、物流、食品、治安等です。

文部科学省は新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関する

ガイドラインを出しましたし、厚生労働省は保育園、放課後児童クラブ等について

保育の縮小、臨時に行事の減少、支援等の考え方をともに示しました。

この緊急事態宣言後に感染状況の変化、施策の実施状況を定期的に分析・評価して、

特に期間終期(5月6日)までの間に適切に評価を行い、その後を速やかに備える準備も

しています。その度に必要に応じて、国民や関係者へ情報発信を行います。

なるほどねぇ。

感染が拡大している地域において、帰国者・接触者相談センター及び

コロナウイルス感染症をしっかりと見る外来・病棟における業務が増加し、

さらなる検査体制の確立も必要で、行政だけではなく、私たちのような

開業医もスクランブル発進ができるように、

医療は止まりませんよ。

行政検査を、都道府県医師会等の医師の判断で、その後速やかに

PCR検査が行える方法を詳細に考え、同時に実行に続ける模索も報告。

ドライブスルー検査なども報道されていますが、患者さんを運転して来られる

ご家族への危険性もありますから、慎重さも求められますし、紹介状が必要になります。

患者さんが直接行けるわけではないです。

だよなあ。

自宅療養や宿泊施設での療養なども地域の医師が管理をすることが必要ですし、

正確な検査、リスクの低減のため教育・研修や施設の準備等を検討すること。

報道では、すぐにでも全県で行えるように伝えていますが、慎重に準備がされて

いる段階ですので、皆様慌てないでください。

報道は、早さだけではなく、正確さもいりますね。

 

オンラインでの診療も必要ですが、利益・不利益共にあるわけで、

それをすることが最善というわけではないです。

本来、オンライン診療を実施するためには、研修受講・計画書が必要ですが、

現在は、時限的に行うことが考えられています。

そこは誤解がないように周知が必要です。

新型コロナウイルス感染症患者の自宅療養又は宿泊療養の軽症患者に関して

”医師が診断で、安全と判断した場合診療・処方を行うことは差し支えない。”

これも大切ですね。

パァニックにならないことだぜ、とっさぁん。

新型コロナウイルス感染症における抗体検査の速やかな普及に向けて

これも、十分な安全性と確実性のために検討と実行がほぼ同時に考えられて

います。決して、のんびりと動いているわけではないです。

 

江口小児科  江口尚彦

忍耐、我慢、未来のために。