一応、
山へのしばかりは何故?
誰に桃太郎はきたえられたのか?
仲間なの、動物?
鬼とは、鬼の強さは?
等々めでたしめでたし、のあとがクリアになったのでは。
むちゃくちゃな絵本ですが、メッセージはあります。
いきなりおじいさん、おばあさんになったわけではなく、深い歴史と生きてきた経験が大きい、年長者への敬い。
その年長者も、自分の価値観だけを押し付けるのではなく、血気盛んな若者の意思を尊重して愛情を注ぎ厳しく育てる。
殺傷のシーンは全く入れてません。
戦いも、みねうちという手法、完全な情報戦略で被害ゼロ。
幼少期なので勧善懲悪は良いですが、行き過ぎた戦いのシーンはなし。
最終決戦も、笑いで油断をさせて、祖父母の深い悲しみを背負った桃太郎の説得という話し合いの大切さ。
見せかけの平和を演出する政府の黒い部分。
これから国際化して複雑になる社会で子供たちが、客観的にものが見れるようにと意味を込めてはいます。
子供から大人も楽しめる”桃の屋太郎”いかがでしょうか。
時代考証、登場人物の名前などは全くの出鱈目ですけどね。
コアラ人の独り言